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MATAMPは創業者Mat Mathias（マット・マサイアス）によって1945 年"Radio Craft社"として、英国ヨークシャー州に設立されました。 数多くのプロトタイプを経て、１９６4年に、マットアンプとして 最初のモデルである、"Matamp Series ２０００"を完成させました。 このアンプは、１９６２年Marshall社製Blues breaker、Vox社製AC30 と並び、当時のアーリー・ブリティッシュ・ロックシーンに大きな 影響を与えたブリティッシュ・アンプと言われています。１９６９ 年のイギリスのヒットチャートでNo1を獲得したピーター・グリーン 率いるブリティッシュ・ブルースバンド、"フリートウッドマック" のインストルメンタルの名曲 "Albatross"は、このMATAMP Series 2000によってレコーディングされました。その分厚く深みのある ピーター・グリーンのトーンによるThe Supernatural Instrumental はのちに、カルロス・サンタナによって," The Holy Grail of Tone" と賞賛されました。 1968年、マット・マサイアスはクリフォード・クーパーとパートナ ーシップをくみ、オレンジ社を設立しました。マット・マサイアス がアンプ設計、製造に関わり、クリフォード・クーパーが、ディス トリビューションを手がける事になりました。そのサウンドは英国 で瞬く間に認知され70年代のブリティッシュロックの歴史に大きく 貢献する事になります。 1975年、マット・マサイアスとクリフォード・クーパーのパートナ ーシップは終焉を迎え、お互いにそれぞれの方向へと進んでいきま した。その後、マット・マサイアスは本来の彼のスタイルである少 量生産にもとづく完全ハンドメイドアンプ（現在のアメリカで言う ところの"ブティーク・アンプ"の先駆け）を手がけていきました。 1987年にマット・マサイアスは他界し、その右腕であった、Jeff Lewis （ジェフ・ルイス）がその意思と会社を引き継ぎ、Hayden Minett, と数名のワーカー達によって、1945年からの歴史をもつ "Radio Craft" 社によるMATAMPは現在に至っています。 |
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